優しくてユニークなIさんのエピソード|ブログ|社会福祉法人 ル・プリ

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2026.03.15

ホルツハウゼ

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優しくてユニークなIさんのエピソード

今回は普段とは趣向の違う施設内の日常の一コマを紹介したいと思います。少し長いですが、是非読んでいただきたいです。

 

私(当直)がIさんのリネンが返ってきたので居室まで運ぶと居室の中で本を読んでいた岩下さんが私に気が付き「ある物」を渡してきたので確認して見ると、年度末行事の景品で選んでいた「ミニカップ麺詰め合わせ:チキンラーメン」でした。

私が「食べます?」と質問すると、笑いながら「あげる」とチキンラーメンを渡しにプレゼントしてくれました。

「え!ありがとう!」と伝えると、後ろを向きながら手を振っていました。(かまへん、かまへん的な)

 

就寝前薬のタイミングで私が居室にいるIさんを呼びに行くと、

ベッドに座り「ミニカップ麵詰め合わせ:カップヌードルカレー味」を手に持ち、ミニカップ麺をじーーっと眺めていました。

私が「食べます?」と質問すると「うん、お湯、入れてくれる?」と言っていたので、

「じゃあお薬飲んだら一緒に食べよう!お湯沸かしてきます!」と伝えるとニタニタ顔をしていました。

 

私がカップヌードルとチキンラーメンを居室まで持って行き、一応Iさんに再度選んでいただくとカップヌードルを選んでいたので、

「チキンラーメンは?」と聞くと私を指差して譲ってくれました。※ちなみに私はカップヌードルの方が好みです。

割り箸とフォークも選んでいただくと「おはち」と箸を選んでいて、食べる際もフーフーと息を吹きかけて美味しそうに食べていました。

途中で匂いを嗅ぎつけて様子を見に来たN職員の「あ!Iさん、俺には?!」というヤジに対して、ニタニタと少し小悪魔的な微笑をして、再びラーメンを美味しそうに啜っていました。

 

 

感想

今回、お湯を入れたカップをIさんの居室まで運んでいる最中に「他の利用者さんが気にしてしまうかも」「カップ麵に替えが効かないし、バレたらどう説明しよう」という如何にも施設職員的な感情も出ましたが、「夜中にカップ麵くらい普通やろ!」「夜中のカップ麵の悪魔的な美味さを知ってほしい!」「他の利用者さんが欲しがったら買いに行けばいっか」くらいの自分の生活に当てはめた感情が余裕で圧勝しました。

夜中にカップ麺を食べるなんて自分達は当たり前のことなのですが、それでもこっそりと内緒で食べる夜中のカップ麵は、

少しだけ二人で悪い事をしているみたいで楽しかったです。