

「数えきれないほどの”人”との出会い」の中に、この仕事の本質がある
私たちの仕事は、病気や障碍、環境などによって、生きていくことに支援を必要としている方々が、「その人らしく」生きられるようサポートすることです。子どもから大人まで、ル・プリに関わるすべての人の”ウェル・ビーイング”を目指すことを理念として掲げ、障碍福祉・高齢福祉・児童福祉・保育という4つの分野で事業を展開しています。
この仕事の大きな魅力は、「数えきれないほどの”人”との出会い」があることだと私は思います。人生を支える仕事ですから、当然関わり方は深くなります。だからこそ、出会った人の考え方や人生に触れることができ、時には自分の人生が一変するような出来事や考えに出会う機会があります。ぜひ、そんな出会いを、ル・プリで働く中で皆さんにも体験していただきたいです。
一方で、私たちの仕事は”人”への支援であり、数学のように一つの問いに対して一つの答えがあるような仕事ではないので、とても難しく、壁にぶつかることもあるかと思います。たとえ表面的には同じようなニーズに見えても、一人ひとりのこれまで生きてきた道のりや現在の状況などによって、最適な支援やアプローチは一人ひとり異なります。
ウェル・ビーイングの実現も同様に、「こうすれば叶えられる」といった明確な答えはありません。だからこそ、目の前の人に真剣に向き合い、本当に必要としていることを見極め、「この人のために、私は何ができるだろう」と考えることが大切です。昨日より今日、今日より明日と、着実に一歩一歩前に進むことに強いやりがいを感じられる方にとって、この仕事は天職になると思います。
人は皆、弱さを持っている。
それも含めて、相手も自分も認めることが大切。
この世に完全無欠の人は存在しません。私を含め、誰もが弱さ(脆弱性)を持ち合わせています。ですが、弱さも含めて、その人の尊厳を丸ごと認めることが、人と関わる上で大切なことだと感じています。それは利用者様に対してだけではなく、皆さん自身も同様です。
ご自身の尊厳を丸ごと認めることで、”職業人”としても”人”としても、自己肯定感を高く持ち、生きていってほしいと願っています。
もう一つ、働く上で大切にしてほしいことがあります。それは、「自分の将来像を明確に持つこと」です。目指していきたい”働く自分像”がしっかりと定まっていれば、たとえ困難な状況に陥ったとしても、きっとその経験を自分の”糧”にできることでしょう。
関わるすべての方々の”ウェル・ビーイング”を目指して
ル・プリでは、「関わるすべての人のウェル・ビーイングを目指す」ということを法人理念として掲げています。ウェル・ビーイングとは、体の健康にとどまらず、自分と自分の周りも含めた人々が、身体的・精神的・社会的に良い状態であることを言います。
私たちは、この理念に共感し、社会福祉に貢献したいという熱い想いを持った方が、ル・プリの門を叩いてくれることを期待しています。