社会福祉法人のスタッフインタビュー
保育
かさまの杜保育園 勤務
Iさん
「人の役に立つ仕事」として保育士を志望
私は「かさまの杜保育園」で保育をしています。実は小さい頃から「人の役に立つ仕事」に憧れていて、いずれは看護師とか保育士の仕事に興味を持っていました。ですから今は、夢が叶ったと感じています。
具体的に保育士を志したのは、高校時代にボランティアで保育士の仕事に触れてからです。もともと子どもが好きだったこともありますが、ボランティアを通してわくわくするような体験をして、もっと子供たちのことを知りたいと考え保育科のある短大に進学しました。
やりがいは「子どもの心を動かす」こと
この仕事にやりがいを感じる瞬間は、子どもたちの心が動いたときです。
かさまの杜保育園では乳児のクラスで「絵の具あそび」や「感触あそび」をするのですが、みんながそれを楽しんでくれるとは限りません。中には活動を嫌がる子もいます。そんなときは職員全員で、どうすればその子が興味を持ってくれるか、自分から進んで楽しんでくれるかを考えます。
子どもたちになにかを強制するのではなく、子ども自身の行動を尊重すること、子どもたちの自主性を重んじるところが、この職場の良いところです。
「誰もが通る道」に悩んだことも
逆に大変なのは、子どもたちに「認めてもらう」ことです。私も、働き始めた最初の半年くらいは子どもたちと信頼関係を築くことができず、まったく言うことを聞いてもらえませんでした。先輩たちが同じことを言うと素直に聞いてくれるのですが…。
最初はどうすればいいか悩みましたが、先輩たちから「誰もが通る道」と教えていただき、それ以降は「気持ちの切り替え」を大事にしています。むりやりに言っても子どもたちは聞いてくれません。今は先輩たちの真似をしながら、自分なりに子どもたちへの誘い方を工夫したりして試行錯誤しています。